フィンランドのドライトイレ


          報告:山のトイレを考える会 事務局長 愛甲哲也(平成23年9月22日)


              
 フィンランドの国立公園や、ハイキングエリアには、主要な地点に、たき火のための施設、簡易な山小屋や避難小屋とあわせて、トイレが設置されています。そのトイレは、寒冷地と言うこともあるでしょうが、非常に簡易なコンポストトイレで、天然の泥炭からつくられた腐葉土のようなものが便槽に入れてあり、便器の横に袋がおいてあり、用を足した後にそれを振りかけるように利用者にお願いしてありました。Dry toiletと現地の人は読んでいました。特に攪拌などはせずに、小さな移動できるコンテナにため込み、一杯になると交換して回収しているようです。余分な水分は抜けるような構造になっていました。写真は北極圏のすぐ下で、ロシアの国境とも接しているオーランカ国立公園で撮影しました。