北海道庁からの回答書

本道の自然環境保全行政の推進につきましては、日頃からご協力をいただき誠に有
り難うございます。このたび、ご要望のありました山岳トイレ対策につきまして、
次のとおりお答えします。

                     記

1.14年度対策実施状況結果の公表について
  今年度の実施状況については、現在とりまとめ中ですので、まとまり次第、公表す
  る予定です。
2.看板の設置について
  今年度はヒサゴ沼避難小屋と併設トイレに「ゴミ持ち帰り」の呼びかけ看板を設置
  しました。今後、他のトイレについても看板を設置したいと考えています。
3.携帯トイレについて
  無償配布については、来年度も継続する予定ですが、今後は、利用者自ら購入して
  使用していただけるよう、より一層の普及に努めるとともに、ブースや回収ボックス
  等の設置などについて関係機関と検討します。
4.既存トイレの環境への影響調査について
  各種の調査や評価方法等がございますので、今後の検討課題として関係機関とも協
  議していきたいと考えています。
5.北海道に適したトイレ方式の調査研究について
  現在、登山口においてオガクズによるバイオトイレの有効性を検証しております
  が、来年度も、引き続き調査します。
6.登山者数の把握について
  道としても必要なことと考えておりますので、今後、関係機関とも協議しながら、
  その調査手法等について検討します。
7.意見交換の機会の設置について
  貴会が開催しておりますフォーラムに参加させていただくなど、各種機会を活用
  し、意見交換をしてまいりたいと考えています。

 お答えは以上のとおりですが、今後とも、北海道山岳地の環境保全につきまして、
より一層のご協力をお願いします。


平成14年12月5日
山のトイレを考える会
代表 横須賀 邦子 様

                     北海道環境生活部環境室自然環境課長
                           新井田 利光